塗り替えで最も大事な事
(見極めるべきPoint)
◆住宅塗装に際し、住宅オーナーである皆様は何を指標として検討されているでしょうか?
おそらくは住宅メーカーの営業担当さんであり、または近所の塗工店さん、たまたま訪問された塗装業者さんであろうと思います。すでにこのページに辿り着いている皆さまには言うまでもありませんが、ネットワーク上で住宅塗装,外壁塗装(塗り替え)に関する検索をすると
虎の巻的な『塗装工事の手引き書』送付ビジネス を含めた様々な仲介/紹介業者さんや施工店さんに行き着くのも今に始まった事ではありません。
このような現代環境の中、私どもの依頼者から聞知するのは・・・
『何が正しくて何が違っているのかわからない』
『業者によって言う事が違う』
というような内容のコメントを多くいただいております。
結論から言うと最も大事であり重要な事は『何が正しい』とか『何が間違い』であるのかではなく、
『オーナー様が “何を求めていて” 応える業者は何を “根拠” として何を提案 “しようとしているか” 』
です。
もし、何も求めていない(必要性を感じていない)のに何かが提案されたのなら、それは
(オーナー様にとっては)
間違いである可能性が高いという事です。
本サイトは、こういった何れかのメーカーや業者による風評や表現などで迷われる事の無いよう、あらかじめ住宅塗装,外壁塗装(塗り替え)業界の裏側を含めた全てをご案内しようというものです。
繰り返しますが、大事なのはオーナー様が
『何を求めるか』です。
もし漠然としたイメージも無くどうして良いのかもわからないという様な状況でしたら、それらを踏まえて
『今後の事を考えたうえで、今すべき事』を
“一緒に考えてくれる” 業者さんを選びましょう。
お見積をする事・・・その事自体は
提案でも何でもありません。
言ってしまえばただの
“意見” です。
提案とは、“ある目的” に対してそれらを満たすための方法を “受け側の立場” に立って “多角的” に “分析” した結果を “受け側が解るよう” に “伝える” 事であろうかと思います。
『提案します』などとうたっている業者の “ほぼ全て” は、
自社の意見を通すための 囲い込み と辻褄合わせの ツール を表示して見せているだけです。
本サイトではこういった辻褄合わせのツール類が、オーナー様にとって本当に必要で意味のあるものなのか、そうでないのかと言った事がわかるよう、塗装店から見たPOINTを書いています。
◆本サイト(住宅塗装の真実)の主旨
〜塗り替えをご検討いただくオーナー様にとって、最も大事な事〜
住宅や外壁塗装,塗り替えといった業界は様々な手法や媒体を通じ、各塗装業者ごとにそれぞれが異なる「価格体系」や「表現」をもって個々に展開されているのが現状です。
そのような中、住宅オーナー様である消費者は、
1) どのように『計画』し、
2) どのような『対応』を業者に求め、
3) どのように『見積』をとり、
4) どのように『契約』し、
5) どのような『施工』を期待すべき
であるのかが煩雑にある情報・媒体の中から
『信じられるもの』を『選定』するところから始めなければならないところを憂慮して本項を作成する事にしました。
本項では少なくとも、私どもの活動する愛知県内にお住まいの住宅オーナー様を対象とし、住宅塗装,外壁塗装(塗り替え)における現地踏査やお見積り、施工・管理等において、私どもの知る限りを尽くした情報を全て開示してゆこうと考えています。
ここで “愛知県の” とは書きましたが、国内におけるどの地域でも共通してご理解いただきたい内容としてあります。 オーナー様が知っていて有益である事はもとより、無益と思われるような情報をも含んでいる場合があります。
情報とは、その情報を得る タイミング や 時節 、 状況 によって有益なものも無益と思われるものもあるため、その情報を受け取る人によって様々なのです。
“何がダメ/何が良い” という事ではなく、本項では
“何が事実であり、何を根拠とすべきか”を明らかにし、わかりやすくお伝えする事テーマとしています。
そのため、各塗料メーカーや他の塗装店様には大変申し訳ありませんが、
表向きの製品機能 や塗装店に
都合のよい言い回し は表面から一切を省き、施工店の立場でその裏側から各オーナー様にご案内する形で展開しています。
結果として、他社様の表現内容やコメントと異なる場合も幾らかございます。
これら一つ一つに関しては私どもにも反論や意見を大いに頂戴し、検討する準備があります。
同時に他社様においては、改めて間違っていた事にお気づきとなられましたら、速やかに訂正などを行っていただき、住宅塗装,外壁塗装(塗り替え)業界のあるべき姿を正していただきたいと思います。
◆住宅塗装はどのように計画するか?
塗装屋が行う “提案” とは?塗装屋の選び方一選
住宅塗装に際し、皆様が訊ねるのはおそらく住宅メーカーの営業担当さんであり、または近所の塗工店さん、たまたま訪問された塗装業者さんであろうと思います。すでにこのページに辿り着いている皆さまには言うまでもありませんが、ネットワーク上で住宅塗装,外壁塗装(塗り替え)に関する検索をすると
虎の巻的な『塗装工事の手引き書』送付ビジネス を含めた様々な仲介/紹介業者さんや施工店さんに行き着くのも今に始まった事ではありません。
このような現代環境の中、私どもの依頼者から聞知するのは・・・
『何が正しくて何が違っているのかわからない』
『業者によって言う事が違う』
というような内容のコメントを多くいただいております。
結論から言うと最も大事であり重要な事は『何が正しい』とか『何が間違い』であるのかではなく、
『オーナー様が “何を求めていて” 応える業者は何を “根拠” として何を提案 “しようとしているか” 』
です。
もし、何も求めていない(必要性を感じていない)のに何かが提案されたのなら、それは
(オーナー様にとっては)
間違いである可能性が高いという事です。
本サイトは、こういった何れかのメーカーや業者による風評や表現などで迷われる事の無いよう、あらかじめ住宅塗装,外壁塗装(塗り替え)業界の裏側を含めた全てをご案内しようというものです。
繰り返しますが、大事なのはオーナー様が
『何を求めるか』です。
もし漠然としたイメージも無くどうして良いのかもわからないという様な状況でしたら、それらを踏まえて
『今後の事を考えたうえで、今すべき事』を
“一緒に考えてくれる” 業者さんを選びましょう。
お見積をする事・・・その事自体は
提案でも何でもありません。
言ってしまえばただの
“意見” です。
提案とは、“ある目的” に対してそれらを満たすための方法を “受け側の立場” に立って “多角的” に “分析” した結果を “受け側が解るよう” に “伝える” 事であろうかと思います。
『提案します』などとうたっている業者の “ほぼ全て” は、
自社の意見を通すための 囲い込み と辻褄合わせの ツール を表示して見せているだけです。
本サイトではこういった辻褄合わせのツール類が、オーナー様にとって本当に必要で意味のあるものなのか、そうでないのかと言った事がわかるよう、塗装店から見たPOINTを書いています。
◆住宅塗装の契約前に必要な準備
※ご契約前に必ずご覧下さい。最も大切な事です。
前項にも書きましたが、まずは現在を起点としてお住まいの住宅を
今後どのように扱ってゆきたいかを “計画・イメージする事” です。
実に簡単な事ですが、殆どのオーナー様は意外とこういったイメージお持ちではありません。
ご自身の計画や維持目的を
お持ちで無いから、訪問業者の営業トークややカタログ等のほか、ネット上のサイトにあるあらゆる業者の『売り文句』の中から選ぶ事が正解なのだと
勘違いしてしまうのです。
もちろん計画を立てようとする課程の中で、塗料メーカーや紹介サイト、訪問業者の話を聞くのは手段としては “アリ” なのですが、その際に気にしていただきたい事が一つだけあります。
それは・・・
相手から
商品・仕様・価格等の説明の前に
『オーナー様の居宅は、今後どのように維持されたいか、具体的な計画はお持ちですか?』
と聞かれるか否か。
もし、オーナー様のご意向も聞かずあれこれと説明し始めたら早々に帰っていただくのが正しい対応です。訪問したサイトでも、まずあれこれと頭から製品説明や自社の施工体系、施工された顧客からの感謝コメントなどで始まっていたら、
客引きページと疑ってよいと思います。
それらは、
オーナー様が “最も気にするところ” ではありますが、訪問されたオーナー様の事だけを考えたページではないからです。
実際、自分以外の顧客がその会社をどう思っているか、などは訪問したオーナー様には関係の無い事
(同じように施工されるとは限らない)
ですし、また
そのサイトにとって都合の悪い事は載っていないでしょうから。
友井塗装店でも都合の悪いことは載っていない・・・かもしれません (*'-'*)
ここで塗装業者からの裏側を書くと、
『計画をお持ちで無い = 提案側の意見を通しやすい隙がある』という事になります。
その “隙” に通しやすい文句とは例えば・・・
など、ざっと見渡しただけでこれくらいは挙げられます。
塗装などというものは、ただの化粧でありそれで建物を守るなんてのは誇大表現でしかありません。
(塗装工事店が言う事では無いのですけれども)
言ってしまえば
夏季に肌を傷めないようにサンオイルを塗るのと同様な事です。
ただそれだけの事ですが、目的を持って計画していないと訪問者が訪問したサイトの意見を聞くだけで終わってしまい、それが
<自分にとって> 正解であると勘違いしてしまうのです。
では塗装の計画とは何なのか?
例えば
『新築から15年、今後少なくとも30年は大きな問題を生ずる事もなく安泰に暮らせる住宅としたい』
というイメージをお持ちであるのかないのか。
具体的なイメージをお持ちであれば、そのイメージと我々施工店が施すべき手段を合致させるべく予算と合わせて計画をお見積に反映してゆく作業となります。
逆に具体的なイメージをお持ちでないなら、まずは計画するためのお手伝いを致します。曖昧でも良いので、例えば
『50年後はどうしていたいか』
『では30年後は』
『20年後は』
『10年後は』
などと、長期的に漠然としたイメージから中期的なイメージへ、そして短期的なイメージの中で “それならば今現状でしておくべき事” というのが見えてくるハズです。
その結果、『今は塗装の必要がなさそうだけど、2-3年の間に具体的に計画すべきだね』というように計画のお手伝いだけで済んでしまう事もあったりします。
(上にも書いてありますが、塗装などというものは
ただの化粧ですから)
計画が無ければこういった隙に乗じて押し売りしても売れてしまうのが住宅塗装販売ビジネスなのです。
ただ、下記のような無茶な計画はすべきでありません。
『築10年経過したところだが数カ所ひび割れてきた。
今後一生手入れをしないように改修したい』
どこかは忘れましたが、60年保証するような塗装を業者に押しつけているハウスメーカーさんがあるので、ともすれば勘違いされがちですが、
住宅や外壁の塗装(塗り替え)に塗料メーカーの保証はありません。唯一、10年保証を付けているメーカーに旭硝子社の『ルミステージ』という製品がありますが、これのみです。(2018年)
したがって、上記にあるような
『今後一生手入れ不要』なる塗装はありえません。
正直なところ、たった
10年で数カ所も割れている外壁材を、この先塗装でなんとか出来るものではありませんし、定期的に見直す計画をしましょうよ、というのが私どもの意見です。(提案ではありません)
次の言葉は業界の裏側でもなんでもなく一般的に言われている事と思いますが、外壁塗装を見込むオーナー様にも適する言葉だと思います。
【段取り八分】
仕事を進める上で、事前の準備がいかに重要かを表した言葉。 仕事の段取りをキッチリしておけば、その仕事は8割完了したも同然であるという意味。この言葉の後に、「仕上げは二分」と続きます。
住宅塗装の場合、事前の準備としてまずは
@『計画』を立てる事(漠然としたイメージでよい)
A『計画』を相談する相手を選ぶ事(計画が最も大事であると考える業者を選定)
B『計画』が予算に対して妥当であり、さらにその先の計画を必要十分に満たしているものである事
というように考えておくとよいと思います。
残りの2割は『見積を取り、契約し、工事完了後に次の計画時期をイメージする』です。
どうでしょうか?
住宅塗装,外壁塗装(塗り替え)のオーナー様には計画 “こそ” が何をおいても重要だと言う事がおわかり戴けたでしょうか?
裏側という観点で書きましたが、
なぜ他社ではこう進め(勧め)ないのか?
おそらくは・・・
『自社の勧めたいもので通しにくくなるから』であり
『他社と差別化(特徴付け)しにくくなるから』であり
『契約までが面倒になるから』であろうと考えられます。
要するに
自社の利益 >>> オーナー様の利益 だからこうなるのでしょう。
是非、時間をかけて計画をイメージしてみて下さい
ちょうど、画家が絵を描く時に全体の雰囲気を決め、構図を決め、配置や角度を整え、輪郭を書き始めるようなところと考えるとよいでしょう。
何事にもスケッチは必要です。
◆家の塗り替えを中古車購入で置き換えてみる
住宅塗装を、自動車を購入する場合に置き換えて考えてみる
例えば、あなたが4人家族のご主人様でご家族用ではなく、通勤用として使い勝手のよいお車を探しに来たとしましょう。
ご家族皆さんで買い物帰りに立ち寄った店に入ると、ある店員が声を掛けてきました。
さてあなたはどの店員さんを頼って購入したいと思うでしょうか?
A) 『只今キャンペーン中で “このお車” がとてもよいと評判です』
B) 『ご家族のご使用にピッタリな “こちらのお車” はどうでしょう?』
C) 『今週中にご契約頂けますと、○○万円キャッシュバックとなります』
D) 『当店は人気の◆◆を大変豊富に取りそろえております』
E) 『当店では、程度の良い高級車を安く提供できる販売店を無料でご紹介致します』
F) 『個人情報をご登録いただければ【良いお車の見分け方】を無料でお送りします』
G) 『今日はどういったご用向きのお車をお探しですか?』
上記は極端な例ですが、
ABCDは何れも担当者(または店舗)の得意を押し売りしたいのがよくわかると思います。
また、
EFはとにかく個人情報を得ようと必死なのがよくわかります。
“無料” で対応している担当者の報酬・店舗・冊子・送料等はどこから得ているのでしょうかと ^^;
そのような
ボランティアはこの業界には存在しません。
実際車を買いに行ってこんな担当【G以外】はいないと思いますが、もしそんな人が寄ってきたらその人から購入したいと思うでしょうか?
たいていは、
【どのメーカーにしようか】【排気量は】【燃費は】【色は】【(中古なら)年式は】
【キズの程度は】【大きさは】【グレードは】【オプションは】【走行距離は】
【(中古なら)1オーナーか複数か】【何人乗りか】【積載量は】【安全性は】・・・など
様々な要素・項目を全体的に見通して、そしてご自身が持っている相場イメージと販売価格を天秤にかけて総合的に評価なされている事と思います。
余程の大富豪でもなければ、目的があって、そのイメージに近いものと費用とが合致するところを検討しているハズです。
住宅塗装も同じ事です(金額も一般的な中古の大衆車くらいですし)。
きちんとオーナー様のご意向を聞いて、費用も考慮して長期計画の中の1フェーズとして取り組んでくれる担当者とお話下さい。
ひょっとすると、自動車販売業界にも裏側があるのかもしれませんが、例としました。
住宅塗装業界でも伝わりやすくキャッチー(人の注意を引く)な文句や、つまらない訪問販売と比較しただけで他社よりも安く見えるような金額を全面に出す事でオーナー様を引きつけるような業者が横行しています。
『あなたのお住まいは、今後どのようなご用向きでしょうか?』
◆準備(計画)後の心構え
〜この感覚が無いと、外壁塗装は概ね失敗します〜
前項でも書きましたが、塗り替えの準備(計画)が漠然としたイメージでも良いのでそれが出来たのなら
工事は8割終えたと考えて良いと言えます。ここで、準備後の心構えを『塗装業者の選び方』としなかったのには
裏があります。
すでにお気づきのオーナー様もおられるかと思いますが、
『塗装業者の選び方』などと言っている業者は、「よそはこれがダメ、自社はこうだから良い」とただ単に
“客の囲い込み” を行っているだけと見受けられます。その内容はもっともな事が書いてある事が多いですし参考にするのはよいと思いますが、
『それを説明している業者がオーナーであるあなたにとって有益である可能性は低い』
という事だけは念頭に置いておきましょう。
よそはダメだからウチは良いなどという図式は大人がする事ではありません。
(そうする事自体が
簡単で引き込みやすいから多くの施工店がそうしているようですけれど)
などと言うような事を書くと友井塗装も “それがだめ” と今このページで書いているじゃないかと言われそうですが、
ダメとは書いていません。
本来オーナー様が知るべき事を “住宅塗装の裏側” から塗装業者の視点で真実を書いているだけですのでそう思われた方は最初から再度読み直してみて下さい ('◇')ゞ
では本題ですが、計画後にとるべき心構えは『
計画の肉付け』と『
情報の整理』を行う為に
“本当に必要なのか” を2〜3歩引いたところから見極める事です。情報収集の結果、オーナー様が “その時” に本当に必要と思われた情報の取捨選択を行いながら、計画をより具体的なものとするための肉付けをしようというものです。
一つ一つの情報について、それがオーナーであるあなたにとって “いま” 必要な事なのか?
どこかで聞いて(見て)魅力に感じたものであっても、それは “あなたの住宅にとって” 有益な事なのか?
もしも迷うような事があったら、
製品カタログを細部まで読み込んだり比較するのではなく、前項までに立てた計画と向き合う事です。
そうしないと、ご提案やお見積という体(てい)で “住宅塗装販売のプロによる一方的な意見” を聞いた結果、
ご自身で判断して決定した気になってしまいます。
下項では、住宅塗装販売のプロが用いる手法・話法・ツール等を裏側から順番に展開してゆきます。